お誕生日ばんざい

6月 18th, 2012 posted by akira

 お誕生日も目の前なので、月誕生日ごとのお約束「育児の百科」を読んでみると、11ヶ月~1才のパートの最後が「お誕生日ばんざい」という項目だった。
 思うところがあったので引用。

誕生日おめでとう。
 一年間の育児で母親としておおくのことをまなばれたと思う。赤ちゃんも成長したけれども、両親も人間として成長されたことを信じる。
 1年をふりかえって、母親の心にもっともふかくきざみこまれたことは、この子にはこの子の個性があるということにちがいない。その個性を世界中でいちばんよく知っているのは、自分をおいてほかにないという自信も生まれたと思う。その自信をいちばん大切にしてほしい。 
 人間は自分の生命を生きるのだ。いきいきと、楽しく生きるのだ。生命をくみたてる個々の特徴、たとえば小食、たとえばたんがたまりやすい、がどうあろう と、生命をいきいきと楽しく生かすことに支障がなければ、意に介することはない。小食をなおすために生きるな、たんをとるために生きるな。
 小食であることが、赤ちゃんの日々の楽しさをどれだけ妨げているか。少しぐらいせきがでても、赤ちゃんは元気で遊んでいるではないか。無理にきらいなごはんをやろうとして、赤ちゃんのあそびたいという意志を押さえつけないがいい。せきどめの注射に通って、満員の待合室に赤ちゃんの活動力を閉じこめないがいい。
 赤ちゃんの意志と活動力とは、もっと大きな、全生命のために、ついやされるべきだ。赤ちゃんの楽しみは、常に全生命の活動のなかにある。赤ちゃんの意志は、もっと大きい目標に向かって、鼓舞されねばならぬ。
 赤ちゃんとともに生きる母親が、その全生命をつねに新鮮に、つねに楽しく生きることが、赤ちゃんのまわりをつねに明るくする。近所の奥さんは遺伝子のちがう子を育てているのだ。長い間かけて自分流に成功しているのを初対面の医者に何が分かる。
 「なんじはなんじの道をすすめ。人びとをしていうにまかせよ。」ダンテ

 一人の人間として、人生の喜びを最大限に引き出せるように、これからも息子と向き合って行きたい。
 そして、お母さん。1年間ご苦労様。これからも、がんばろう。

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2 Responses to “お誕生日ばんざい”

  1. nont Says:

    ばんざい♡‼1日早いけどお誕生日おめでとう♪(´ε` )
    なんだか心にしみました。。
    子どものお誕生日、いつの日かアリガトウとゆってもらえる日になればいーね

  2. tomoko Says:

    ありがとう!
    だいぶ久しぶりにお父さんによる更新だったー。

    お互いの子供たちがキラキラした自分の人生を楽しんでくれますように!

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