お弁当のお話

12月 18th, 2012 posted by tomoko

魂が震える話への投稿よりの引用です。

『お弁当のお話』

ある保育園の歓迎遠足に、あるお母さんが
コンビニのお弁当を買って持ってきました。
そのお母さんの子供さんは、お昼ごはんの時間、お友達の手作り弁当をうらやましがり、買ってきたお弁当にはほとんど手をつけなかったそうです。

なぜだと思いますか?

という質問に
手作りだと好きなおかずが入っているから。
好きなキャラクターのお弁当箱だから。
愛情がつまっているから。
などなどでてきました。

では、子供はどうやって、
お弁当の何を見て愛情を感じるのでしょう?

買ってきたお弁当には、
子供が好きそうな唐揚やハンバーグ、
フルーツやデザートもついています。
今は家から持参したお気に入りの
お弁当箱にお総菜を詰めてくれる
サービスをしているお弁当屋さんもあるそうです。
あるお母さんがいいました。
「子供はお弁当箱を開けた時に、
朝、お弁当を作っているお母さんの姿を
思いだすんじゃないですか?」
なるほど!
買ってきたお弁当には、
大好きなおかずやデザートが入っていても、
そこにお母さんの面影はでてこないのね。
子供って、いろんなところで
親の愛情を感じ取れるんですね。

逆に愛情のない行動や言動にもかなり敏感です。
子供は愛情の器をもっています。

器を少しずつ少しづつ作っていって、
その中をたっぷりにしたいのだけど、
幼児期の器は大きな網目のザルのようなもの。
愛情を注いでも注いでもじゃーじゃー流れて行きます。
ためる事ができないのでどんどん愛情をほしがります。
もっと!抱っこ抱っこ!かまって!かまって!!
それを根気よく愛情を注ぎつづけてあげると
その網目を流れる摩擦により
どんどん網目の穴が小さくなっていきます。
穴がなくなり愛情の器が出来始め、
大きくたっぷりになって満たされた時
その子は親の事を理解してくれます。

仕事で大変なのに
毎日手作りお料理・お弁当をつくってくれたこと、
仕事から疲れて帰ってきても遊んでくれたこと、
一つ一つの質問にちゃんと考えて応えてくれたこと。

そんな器を持っている子は、
いずれ社会に出て独り立ちをする時、
きっと他の人にもやさしくできるでしょう。
愛情の注ぎ方を知っているから。

お母さんの手作り弁当っていいですね!

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